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一人坐禅 1

坐禅とは毎日坐ることである。これ以外に大事なことはありません。

それでは、坐禅のやり方を少し説明します。

場所   
室内で特別うるさい所でなければどこでも良いでしょう。
室内は暗くする必要はありません、普通の明るさです。
冬は暖かく、夏は涼しくして坐禅をして下さい。

服装
ゆったりとしたものがよいでしょう、靴下は脱いでください、時計もはずしてください。

時間 
15分間・30分間・45分間が基本です。
とりあえず15分間で始めてはどうでしょうか。
始めた頃は15分間でも長く感じますが、少しづつ慣れて45分間の坐禅が出来るようになりましょう。

回数
朝と夜2回は坐りましょう。
何よりも大事なことは毎日つづけることです。
たとえ坐る時間が少なくても毎日坐ることが大事です。

座蒲
必ず使いましょう。
使わずに坐禅をすると、腰骨が前になりお腹が圧迫され坐相が悪くなります。
坐禅用の座蒲がない時には、普通の四角い座蒲団を三角に半分折にして、頂点部分にお尻を乗せます。
座蒲の高さは坐ったときに手のひらの幅ぐらいの高さがよいでしょう。
座蒲の端に肛門の少し前の部分が来るように位置を合わせて、座蒲には浅くお尻を乗せましょう。
深く坐ると太ももの部分まで座蒲に乗ってしまいシビレの原因になってしまいます。

足の組み方
足の甲を太ももに乗せる結跏趺坐が正式ですが、半跏趺坐の坐り方もあります。
言葉で説明するには難しいので写真などを参考にしてください。
これらの足の組み方が出来ない方は、座蒲にお尻だけを乗せたあぐらでもよいと思います。
またあぐらも出来ない方は、正座をして股間に長方形に半分に折った座蒲団を挟み込んだ姿勢でもよいと思います。(私はアメリカの青年がこの坐り方をしているのに同席した事があります)


座蒲には浅く坐った状態でお腹を前にズンと出します。これで腰骨の位置が決まり丹田に力が入ります。

※坐相で大事なのは、腰骨がよく伸びて、首筋がよく伸びていることです。


ご訪問ありがとうございます。


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コメント
342:坐蒲 by おおはな on 2014/05/20 at 08:26:54 (コメント編集)

おはようございます

 いつもブログで勉強させてもらって
います。ありがとうございます。
 昨年から使っていた坐蒲ですが、へたって
きてどうも坐り心地がよくありません。そこでインターネットで検索しました。いろいろ
見ている中でこういうのを見つけて注文しました。

「學道舎の座蒲」

 手作りだそうです。使った方の評価も高いです。ただ、注文がたくさんあって私の分は半年後とのことでした。まあ、気長に待ちたいと思います。

344:Re: 坐蒲 by UFO on 2014/05/20 at 22:24:21

おおはなさん、コメントありがとうございました。
私の坐蒲も中身がパンヤで出来ていたので、かなり軟かくなりやせてしまいました。
最近、手芸店でパンヤを買ってきて、中に詰め込み元の状態に戻しました。
ちなみに坐蒲の縦部分のところに白い布があると思います。
そのすぐわきに入れるところがあります。
おおはなさんの坐蒲の中身がパンヤなら、パンヤを追加したらどうでしょうか。
それほど難しいことではありません。
半年待つのはちょっと長いと思いましたので、差し出がましいと思いましたがいかがでしょうか。

345:パンヤの追加 by おおはな on 2014/05/21 at 08:26:12 (コメント編集)

帰ったら確かめてみます。

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「正法眼蔵」は仏道を勉強する上において「なぜ坐禅をやらなければならないか」という事を事細かに疑問の余地のない形で詳細を述べておられる。だから「正法眼蔵」を読んで仏道の理論的な側面を勉強しながら自分自身で坐禅をやるならば、仏道修行においては欠けているところはない。―愚道和夫老師―

プロフィール

幽村芳春

Author:幽村芳春
70代女性。自営業。自宅で毎日朝晩坐禅をしています。愚道和夫老師が講義された道元禅師著「正法眼蔵」を毎日ブログで紹介しています。愚道和夫老師より平成13年「授戒」平成20年「嗣書」    

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