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カテゴリ:15・心不可得・前のエントリー一覧

  • 正法眼蔵 心不可得・前 10

    徳山禅師と餅売り老婆の問答について道元禅師の注釈は続きます。哀れなことではないか。徳山禅師も、老婆も、過去の心も未来の心も、質問も、それに対する返答も、ただただ五里霧中の状態になってしまっている。 徳山禅師はそれから後も、大した解明をしたとも見えない。ただ荒々しい様々な出来事、落ち着きのない日常生活というものがあったに過ぎない。長い間竜澤の崇信禅師のもとで修行をしていたならば、頭に生えている得意の...

  • 正法眼蔵 心不可得・前 9

    徳山禅師と餅売り老婆の問答について道元禅師の注釈は続きます。徳山禅師がどう考えていいのかわからなくてまごまごしているときに、老婆は餅を三つ取りだしてそれを徳山禅師に与えたらよかろう。そして徳山禅師が餅を取ろう手を出した時に老婆はここで「過去心不可得・現在心不可得・未来心不可得」という「金剛経」の文句を教えてやればよい。もしもまだ徳山禅師が迷いに迷っていてせっかく差し出した餅を取ろうしないならば、餅...

  • 正法眼蔵 心不可得・前 8

    徳山禅師と餅売り老婆の問答について道元禅師が注釈されます。ここで私(道元)が試しに二人に代わって言うべき言葉を言って見せよう。まず徳山禅師は老婆の質問に対して「そのような事を言うならば、お前は私に餅を売らんでもよろしい」と。この程度の事をもし徳山禅師が言う事が出来たならば、かなり出来た人と言う事が出来よう。 また老婆に対して徳山禅師が次のような質問をするかもしれない。「過去・現在・未来のいずれの時間...

  • 正法眼蔵 心不可得・前 7

    徳山禅師と餅売り老婆の問答について道元禅師が注釈されます。大宋国(中国)における僧侶達が、徳山禅師が老婆に対して答える事ができなかった事をただ訳もわからずに笑い、老婆が途轍もなくよく出来たと誉める事は非常に頼りない話である、非常に愚劣な話である。徳山禅師がしっかりしていなかった事はハッキリしているけれども、老婆の方もハッキリしていたかどうかそれはわからない。なぜかと言えば、老婆を疑うだけの理由がない...

  • 正法眼蔵 心不可得・前 6

    徳山禅師と餅売り老婆の問答について道元禅師が注釈されます。この老婆と徳山禅師とが対面した説話をよくよく考えて見ると、その時、徳山禅師が真実というものをまだはっきり掴んでいなかったと言う事は、現在の時点からでもはっきりわかるところである。竜澤の崇信禅師に出合ってそこで修行をした訳であるけれども、修行をした後でもやはり同じようにこの老婆を恐れるような境地であったに違いない。せっかく竜澤の崇信禅師に弟子...

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「正法眼蔵」は仏道を勉強する上において「なぜ坐禅をやらなければならないか」という事を事細かに疑問の余地のない形で詳細を述べておられる。だから「正法眼蔵」を読んで仏道の理論的な側面を勉強しながら自分自身で坐禅をやるならば、仏道修行においては欠けているところはない。―愚道和夫老師―

プロフィール

幽村芳春

Author:幽村芳春
70代女性。自営業。自宅で毎日朝晩坐禅をして、愚道和夫老師が講義された道元禅師著「正法眼蔵」を毎日ブログで紹介しています。愚道和夫老師より平成13年「授戒」平成20年「嗣書」    

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