カテゴリ:般若心経のエントリー一覧
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般若心経 5
心無礙罣。無罣礙故。無有恐怖。遠離一切顚倒無想。究竟涅槃心無礙罣仏道修行者は、心の中にさまざまな障害持っていない。邪魔になるのものがない。心が鏡のようになっているから、直観的な能力は豊かに具わっているけれども、それを頭で考えてさまざまに悩む心配もない。あるいは感覚的な刺激にとらわれて、それに引きずり回される事もない。無罣礙故 このような、心の障害を仏道修行者はもっていない...
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般若心経 4
無無明亦無無明尽。乃至無老死。亦無老死尽。無明から始まり、老死に至る「十二因縁」の一切のものが、その表面に張られたレッテルに過ぎない。「十二因縁」の一切のものが人間が考え出した説明にすぎない。それと同時に、無明に始まり、老死に至る「十二因縁」を否定する訳にはいかない。無明(心の働き。特に頭で物を考えたり、何かを知ったりと言う心の動きが劣っていると言う事)・無無明(無明に無で「無明もない」と言う事。つ...
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般若心経 3
舎利子。是諸法空想。不生不滅。不垢不浄。不増不減。是故空中無色。無受想行識。無眼耳鼻舌身意。無色声香味触法。無眼界乃至無意識界。釈尊が舎利子に呼びかけられた。是諸法空相この世の中の一切のものが、ありのままの姿を示している。不生不滅過去、現在、未来と一つの線の様に時間が繋がっていれば、生まれる事が考えられるし消滅する事も考えられる。しかし我々の生きている世界が、現在の瞬間だけだと言う事になると「今、...
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般若心経 2
観自在菩薩。行深般若波羅蜜多時。照見五蘊皆空。度一切苦厄。 観世音菩薩が真実に到達するための、直観的な心の働きを深く実行の形で経験しておられた時(坐禅)、この宇宙を形成している五種類の集合体は、すべてありのままであることを自分の体全体でつかまれた。その結果、我々の人間社会における一切の苦しみや、我々に困難をもたらす様々の問題をすべて解決された。 ※五蘊色(姿)眼に見える、耳に聞こえる、手に触れる...
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般若心経 1
摩詞般若波羅蜜多心経観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是 舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中 無色無受相行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無眼界乃至無意識界 無無明亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故 菩提薩埵 ...