カテゴリ:正法眼蔵についてのエントリー一覧
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西嶋先生の話 第二話
「正法眼蔵」について、西嶋先生の話の続きです。釈尊は我々の住んでいる世界での生き方と言うものについて、こういう二つの陥りやすい溝があるということに気付かれてその両方から離れるということを主張された。そのことが現実をよく見ろ、現実と言うもの、法と言うものを、それをよく見て、その法に従って生きていくということが、人間にとって唯一の幸福の道だという主張につながったわけであります。だからあれこれと人間が希...
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西嶋先生の話 第一話
弁道話の巻に入る前に「正法眼蔵」について西嶋先生の話です。まず、この「正法眼蔵」と言う本でありますが、「正」とは、文字通り正しいということ。「法」とは、梵語(サンスクリット語)にダ-ルマという言葉があり、それを漢字に訳したものが法と言う意味です。ダ-ルマとは、この我々が住んでいる現実の世界を支配している法則と言う意味もあると同時に、我々が住んでいる現実の世界ということが一つの基準的な意味となっている...