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カテゴリ:89・深信因果のエントリー一覧

  • 正法眼蔵 深信因果 15

    大慧宗杲禅師の偈について道元禅師の主張は続きます。一般的に言うならば、原因・結果の基本原則は明々白々としていて個人的な私情を全く持っていない。悪い行いをする者は堕落していく、善い行いをする者は向上していく。この関係は一分一厘の狂いもない。たくさんの真実を得られた祖師方がこの世の中に現れたという事情は、すべて原因・結果の関係から生まれてきている。達磨大師がはるばるとインドから中国に仏道を伝えられたと...

  • 正法眼蔵 深信因果 14

    抗州にある径山の大慧宗杲禅師が「百丈野狐」の説話を賞讃する偈をつくって言う。不落因果(因果に落ちる)とか不昧因果(因果に暗い)とかと言ってみても、それは石と土塊との間の違いくらいのことで、田畑のあぜ道でいくらも見かけるところである。しかし一方では、到底くずれはすまいと思われた銀の山が天然自然の変化で粉々になったりもする。所詮は手を打って、大きな声で笑って、その場その場で、笑い飛ばしてしまうまでのこと...

  • 正法眼蔵 深信因果 13

    圜悟克勤禅師が「百丈野狐」の説話を賞讃する偈をつくって言う。魚が泳げば水は濁り鳥が飛べば毛が落ちる。我々の住んでいる世界を支配している法則に関連して、その世界に住んでいる我々としてはその様な最高の基準から逃れるわけにはいかない。我々の住んでいる空間というものもカラッと晴れ渡ってきわめて明確な形で我々の前にその姿を現している。そういう世界の中で我々は行動するのであるが、その行動と言うものに関連して言...

  • 正法眼蔵 深信因果 12

    宏智正覚禅師の論評に対して道元禅師が批判されます。この宏智正覚禅師の因果関係(原因・結果)に関する理論は、まだその理論を十分に尽くしたものとは言い難い。なぜかというと、この「百丈野狐」の説話の中で野狐の境涯から脱け出すことが出来た後ただちに人間の世界に生れたとは言われていないし、天上の世界に生れたとも言われていないし、野狐の境涯以外の世界に生れたとも言われていない。この「百丈野狐」の説話を聞いて、い...

  • 正法眼蔵 深信因果 11

    宏智正覚禅師が「百丈野狐」の説話を賞讃して言う。我々の生きている世界を考えてみるならば、ほんのわずかな水が眼の前にあるとか、非常に大きな波がうねっているとか、様々の事態の変化というものがあり、「不落因果」という言葉を述べたために、野狐の境涯に落ちていた老人が五百の生涯を経過したと言うけれども、そんな昔のことを考えて見てもいまさらどうにもならない。この「百丈野狐の説話」を取り上げて不落因果、不昧因果...

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「正法眼蔵」は仏道を勉強する上において「なぜ坐禅をやらなければならないか」という事を事細かに疑問の余地のない形で詳細を述べておられる。だから「正法眼蔵」を読んで仏道の理論的な側面を勉強しながら自分自身で坐禅をやるならば、仏道修行においては欠けているところはない。―愚道和夫老師―

プロフィール

幽村芳春

Author:幽村芳春
70代女性。自営業。自宅で毎日朝晩坐禅をしています。愚道和夫老師が講義された道元禅師著「正法眼蔵」をブログで紹介しています。老師より平成13年「授戒」平成20年「嗣書」    

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